レイモンド・チャンドラーの小説の主人公であるフィリップ・マーロウ。
1960年代ぐらいなのでしょうか、ハリウッドの片隅に事務所を構える私立探偵。
もちろん独身、だがかなり渋い男手、決してもてないわけではない。
私が最初に読んだ作品は「長いお別れ」だった。
チャンドラーの小説のなかでもかなりの長編だったようで、最初は挫折して最後まで読めなかった。
暫く時間を置いて再度挑戦。
今度は何とか読み終えたが、私にはハードルが高かったせいか、内容の半分も理解できていなかったように思える。
それから3回ほど読み直して最近やっと内容を理解できたように思える。
マーロウの言葉で有名なのが
「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない。」
もちろん物語のごく一部で語られたものだし、前後の流れがあってはじめて意味のある台詞だが、この台詞だけ一人歩きしている節があるように思える。また、この台詞をひねって違った台詞が使用されることもある。本当はそちらのほうが先なのかもしれないが...
自分の価値観の中に取り入れても見劣りしない(著者であるチャンドラーには大変失礼な言い方だが)作品であることは間違いないと思う。
ちなみに上記の台詞は「長いお別れ」ではなく「プレイバック」にて出てきたものであることを訂正します。
